パソコンの組み立てを続けているとマザーボードの買い換えの前に取り組む パフォーマンスアップがPCI-eのSATAインターフェイスカードでのSSDのRaid使用 又は、HyperDuoでの使用であるが、PCI-eカードの性能とマザーボードのPCI-e インターフェイスの性能で接続するSSDの能力を左右する。 PCI Express 1.1(Gen1)では,データ転送速度は片方向2.5Gbpsで双方向では 5.0Gbpsであるが,実効データ転送速度は片方向250Mbyte/secで双方向 500Mbyte/secになる.ポートは1レーン,2レーン, 4レーン,8レーン、12レーン, 16レーン,などとあり,x1,x2,x4,x8,x12,x16,などと表す.伝送路であるレーンを 束ねることでポートのデータ転送速度を向上させることができる.16レーンを束ねた PCI-E 1.1 x16の通信ポートであれば,ポートの実効データ転送速度は片方向 4Gbytes/sec,双方向では8Gbyte/secになる。 規格PCI Express 2.0 (Gen2) では速度をPCI Express 1.1の2倍になっている。 この状況を踏まえて、以下のPCI-eカードについて調べてみた。
使用マザーボードは以下の2種類を使用した。 この環境にSSDとしてPLEXTOR M5S PX-256M5S [256GB]を使用した。 CrystalDiskMarkのベンチマークを測定した結果、Z87M Pro4は最新のマザーボード なので標準接続でPLEXTOR M5S PX-256M5S [256GB]の公表スペックの数値を たたき出した。またRocket 640LとSATA3RI4-PCIEはPCI Express x4対応だけに 公表スペックに近い数値である。 SATA3RI2、mSATA3はPCI Express x1対応なので公表スペックより読み込みで 30%低く、書き込みが半分の速度に落ち込んでしまった。 Z87M Pro4は最新のマザーボードなのでPCI Express x4対応インターファイスカードを 使用するならHyperDuoの設定でも、SSDの増設でも満足のいくパフォーマンスを得られる 但し、Z87M Pro4は標準SATAポートは6個ですべてSATA3規格なのでHyperDuo以外 での目的で使うことは無いであろう。 かたやG41M-GS3では標準SATA接続では公表スペックの数値の半分になってしまう。 Rocket 640LとSATA3RI4-PCIEではマザーボードのPCI Express x16インターフェイス が古いせいかZ87M Pro4より25%ほどパフォーマンスが落ちるが標準SATA接続より はるかに良い数値を示す。SATA3RI2、mSATA3は PCI Express x1対応なので極端に 数値が落ち込む。G41M-GS3では多少の速度落ちは否めないがRocket 640Lと SATA3RI4-PCIEでの接続の方がパフォーマンスが得られる。 SATA3RI4-PCIEであるが、管理人の購入したボードではWindowsのインストール時に ハードディスクを初期化できない不具合が起こりインストールできない状態なので注意が 必要である。Rocket 640Lより安いので少しあきらめかけている状態。 管理人のボードだけなら良いと思っている。 最終更新日: 2013/06/20 |
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