PCI-eインターファースSATAカード選び

 パソコンの組み立てを続けているとマザーボードの買い換えの前に取り組む

パフォーマンスアップがPCI-eのSATAインターフェイスカードでのSSDのRaid使用

又は、HyperDuoでの使用であるが、PCI-eカードの性能とマザーボードのPCI-e

インターフェイスの性能で接続するSSDの能力を左右する。

PCI Express 1.1(Gen1)では,データ転送速度は片方向2.5Gbpsで双方向では

5.0Gbpsであるが,実効データ転送速度は片方向250Mbyte/secで双方向

500Mbyte/secになる.ポートは1レーン,2レーン, 4レーン,8レーン、12レーン,

16レーン,などとあり,x1,x2,x4,x8,x12,x16,などと表す.伝送路であるレーンを

束ねることでポートのデータ転送速度を向上させることができる.16レーンを束ねた

PCI-E 1.1 x16の通信ポートであれば,ポートの実効データ転送速度は片方向

4Gbytes/sec,双方向では8Gbyte/secになる。

規格PCI Express 2.0 (Gen2) では速度をPCI Express 1.1の2倍になっている。

この状況を踏まえて、以下のPCI-eカードについて調べてみた。

Rocket 640L

PCI-Express 2.0 x4
RAID0/1に加え、SSDを
キャッシュにしてHDDを
高速化するHyperDuo
対応
説明にはRaid機能無し
と書いてあるが
Raid5,10が無いだけ
対応スロットExpress x16
SATA3RI2-PCIe

PCI-Express X1

RAID0/1に加え、SSDを
キャッシュにしてHDDを
高速化するHyperDuo
対応
対応スロットExpress x1

        Express x16
mSATA3I-PCIe

PCI-Express X1
RAID0/1に加え、SSDを
キャッシュにしてHDDを
高速化するHyperDuo
対応
対応スロットExpress x1
       Express x16

SATA3RI4-PCIE

PCI-ExpressX4

RAID0/1に加え、SSDを
キャッシュにしてHDDを
高速化するHyperDuo
対応
対応スロットExpress x16
SD-PE4SA3mSAL

PCI-ExpressX4
RAID0/1に加え、SSDを
キャッシュにしてHDDを
高速化するHyperDuo
対応
対応スロットExpress x4

使用マザーボードは以下の2種類を使用した。

ASRock Z87M Pro4 ASRock G41M-GS3
ソケット形状:LGA1150

チップセット:Intel Z87

メモリ:DDR3×4

サポートメモリ:DDR32800+(OC)/2400(OC)/2133(OC)/
1866(OC)/1600/1333/1066
メモリ最大:32GB

オンボードグラフィック:あり (CPU内蔵機能を使用)

対応出力:D-Sub/DVI/HDMI

PCI Express x16:1

PCI Express x4:1

PCI:2
ソケット形状:LGA775

チップセット:Intel G41/ICH7

メモリ:DDR3×2

サポートメモリ:
DDR3 1333(OC)/1066/800 Dual Channel

メモリ最大:8GB

オンボードグラフィック:あり

対応出力:D-Sub

PCI Express x16:1

PCI Express x1:1

PCI:2

IDE:1

この環境にSSDとしてPLEXTOR M5S PX-256M5S [256GB]を使用した。

ASRock Z87M Pro4 ASRock G41M-GS3

標準SATA接続(SATA3)

標準SATA接続(SATA2)

Rocket 640LをPCI Express x16接続

Rocket 640LをPCI Express x16接続

SATA3RI4-PCIEをPCI Express x16に接続 

ATA3RI4-PCIEをPCI Express x16に接続

SATA3RI2をPCI Express x16に接続

SATA3RI2をPCI Express x16に接続

mSATA3をPCI Express x16に接続

mSATA3をPCI Express x16に接続
 

CrystalDiskMarkのベンチマークを測定した結果、Z87M Pro4は最新のマザーボード

なので標準接続でPLEXTOR M5S PX-256M5S [256GB]の公表スペックの数値を

たたき出した。またRocket 640LとSATA3RI4-PCIEはPCI Express x4対応だけに

公表スペックに近い数値である。

SATA3RI2、mSATA3はPCI Express x1対応なので公表スペックより読み込みで

30%低く、書き込みが半分の速度に落ち込んでしまった。

Z87M Pro4は最新のマザーボードなのでPCI Express x4対応インターファイスカードを

使用するならHyperDuoの設定でも、SSDの増設でも満足のいくパフォーマンスを得られる

但し、Z87M Pro4は標準SATAポートは6個ですべてSATA3規格なのでHyperDuo以外

での目的で使うことは無いであろう。

かたやG41M-GS3では標準SATA接続では公表スペックの数値の半分になってしまう。

Rocket 640LとSATA3RI4-PCIEではマザーボードのPCI Express x16インターフェイス

が古いせいかZ87M Pro4より25%ほどパフォーマンスが落ちるが標準SATA接続より

はるかに良い数値を示す。SATA3RI2、mSATA3は PCI Express x1対応なので極端に

数値が落ち込む。G41M-GS3では多少の速度落ちは否めないがRocket 640Lと

SATA3RI4-PCIEでの接続の方がパフォーマンスが得られる。

SATA3RI4-PCIEであるが、管理人の購入したボードではWindowsのインストール時に

ハードディスクを初期化できない不具合が起こりインストールできない状態なので注意が

必要である。Rocket 640Lより安いので少しあきらめかけている状態。

管理人のボードだけなら良いと思っている。



最終更新日: 2013/06/20

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