SSDをキャッシュディスクとして使う②(Windows8編)


 発売から約半年がたったWindows8、パフォーマンスが上がったとWindows7やVistaと比較する

記事が数多くインターネットに出ている。実際、Windos8の起動は速いと管理人も感じる。

高機能でないCPUでも、かなりサクサク動く。そうなるとストレージをHDDにするかSSDするか考えることであろう。

特に最近のパソコンは簡単にCPUを載せ替えることはできない。最も簡単なパフォーマンスアップがHDDの交換であろう。

そこで、管理人は下記、構成のパソコンでハードディスク、ハイブリッドドライブ(Momentus XT 750GB )、SSDの3つの環境にWindows8を

インストールしてパフォーマンスアップがされるか調べてみた。

さらに、ハードディスクとハイブリッドドライブはSSDをキャッシュ設定(ReadyBoost設定)した場合も調べてみた。

Windows7でのReadyBoostの効果は当サイトで色々試してみたので、普通のUSBやSDなどのメモリでは

あまり速くはならない。体感での感じは少し速くなるだけで投資をしても損するだけである。

やはり、キャッシュとして使うならSSDである。

 CPU Pentium Dual Core E5700 3.0GHz 
 メモリ DDR2 800 4GB
 GPU Intel HD Graphics
 SATA SATA2 3Gb/s

今回使用したストレージ類
左からHITACHI HDD160GB、Momentus XT 750GB、
A-DATA AS510S3-120GM-C、CFD CSSD-S6T120NTS2Q

早速、Windows8をインストールした結果である。

まず、ハードディスク環境では起動に30秒さらにReadyBoost設定で28秒から29秒であった。

体感では速くなった感じがしたが計測してみるとたいしてかわらない。

ハイブリッドドライブ環境では起動に17秒、ReadyBoost設定で14秒であった。

ソリッドステートドライブ環境では15秒で起動した。

この結果からハイブリッドドライブはSSDと遜色がなくさらにSSD 64GBでReadyBoost設定することで

起動時間がさらに短縮した。SSDより起動が速いがこの辺りは起動誤差か起動に使用したSSDよりReadyBoost設定に

使用したSSDが高機能であったからだろう。

以上、起動だけを考えればハイブリッドドライブもSSDと同等の性能であると言う結果であるが。

キャッシュがヒットしなければ効果を発揮できないので、キャッシュ容量を64GBほど付け加えることで

大容量とSSDの性能の両方を使える。コスト的には少々かかるが、この組み合わせもありだと思う。

SSDのキャッシュ機能としては

1.インテル® スマート・レスポンス・テクノロジー

2.ReadyBoost

3.eBoostr

この辺りの技術を駆使すれば可能であろう。

管理人はReadyBoostとeBoostrを20GBずつ設定して使っている。この設定でも快適であるがソフトウェアをインストール

するなら、もう少し容量がほしい。(SSDをキャッシュディスクとして使うを参照

①ハードディスク(SATA 160GB)

 HITACH SATA HDD 160GB  HITACH SATA HDD 160GB +SSD 64GB
 
  起動時間30秒  起動j間29秒 

②ハイブリットハードディスク(SATA 750 GB)

Momentus XT 750GB  Momentus XT 750GB  +SSD 64GB
  起動時間17秒  起動j間14秒 

③ソリッドステートドライブ(SATA SSD 120GB)

A-DATA AS510S3-120GM-C   
  起動時間15秒

SSD用コントローラICを搭載した高速タイプのUSB 3.0フラッシュメモリ
 
高速USB3.0使用で転送速度は最大110MB/s 重量9g
 


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最終更新日 2013/03/10