Windows8の最低スペック


まず、Windows8の動作条件では、プロセッサ: PAE、NX、SSE2 をサポートする 1 GHz 以上のプロセッサ

この条件が問題で、インストールできないパソコンがある。

今回のOS(Windows8)では、いわゆる切り捨てが行われた。

PAE、NX、SSE2 をサポートしないCPUのパソコンではWindows8はインストールできない。

と言うことで、まずはサポートしているラインのパソコンは、Intel製ならSocket775のPentium4 505J Celeron D 325Jから

AMD製ならAthlon 64からインストールできる。

Windows8がインストールできるパソコンでの最低スペックはと言うと現在、発売されているパソコンでは下記の

スペックであろう。

Acer

タブレットPC・モバイル情報端末・PDAICONIA W510D


 最近のパソコンはメモリのスピードとストレージをSSD(フラッシュメモリ)にすることで
 CPUの能力があまり高くなくてもトータル的にはそこそこ稼働するタイプが増えてきている。
 店頭で触れた感覚は以前のネットブックよりはるかに良いスペックに仕上がっている

  
 CPU  インテル Atom Z2760(1.50GHz)
 メモリ  DDR2 2GB
 ストレージ  64GB eMMC

このクラスのパソコンはエクスペリエンスインデックスでCPU3.4、GPU3.3である。これと同等の過去のスペックと言うと、下記のスペックであろう。

インテル製
 CPU  Pentium4 640
 メモリ  DDR2 800 2GB
 ストレージ  SATA HDD
AMD製
 CPU  Athlon 64X2 3600+
 メモリ  DDR2 800 2GB
 ストレージ  SATA HDD

以上の動作スペックでの状況の参照はこちらを見て欲しい。(ベンチマークはこちらを参照

Windows7の時はかなり低いスペックまでインストールできた(Pentium3のパソコンでそこそこも動いた)。

そんな背景を踏まえ、Windows8には多大な期待をしていたが、低スペックの前にハードウェアーの切り捨てが入ったことは

少し残念である。

Windows VistaからハードウェアーではXpをサポートしない製品が発売され始めたこと考えれば当然かもしれない。

しかし、Windows8に対する業界の評価は良い、そんなWindows8をインストールして処理の遅さでイライラしたり

動きのもっさり感を感じない最低ラインはこの辺りであろう。

WindowsXpのサポート終了があと1年と迫っていること考えれば、特殊な場合を除いては、Linuxなど別のOSのインストール

パソコンの買い換えを視野に入れる必要があるので、このスペックを目安に検討すると良いであろう。



最終更新日 2013/03/02