SSDをReadyBoost設定して使う


ReadyBoost は、USB メモリや SD/CF カードなどのフラッシュ メモリ デバイスの記憶領域を

ハードディスク ドライブ (HDD) のキャッシュ領域の代わりに使用することによりパフォーマンスを向上させる

機能
であるが実際に使ってみて、これをSSDで実現できたら早くなるのか?

思いついたら即、実行と言うことで手持ちのELECOM ESD-I2030SAを設定しようとしたが

SATA接続ではReadyBoostの項目が出てこない。

これを
USB変換ケーブルで接続するとReadyBoost設定ができる

USBメモリでReadyBoostを行う場合、パソコンにメモリを4GB以上積んでいるとメモリキャッシュとかさなって

効果を感じにくい。


実際、体感は感じることはなくなるがその辺も考えながら検証してみたい。

その前に、ReadyBoostでなぜ速くなるのか?

それはハードディスクのファイルのアクセスはシークタイムと転送速度で性能が決まります。

この転送速度(シーケンシャル)はハードディスクでは90MB/s以上ですが、USB2.0接続では

35MB/s程度になってしまいます。

USBメモリになると速くても30MB/s以下で一般的なものは5〜25MB/sの性能しかありません。

しかし、ハードディスクではモーターが回転してヘッドが動くという機械動作があるため、回転数によって

7〜20ms(ミリ秒)ほど必要です。

フラッシュメモリでは機械動作がないため移動時間がほとんどなく1ms以下と高速なのです。


せっかくWindows7についている新機能を使わないのはもったいない。

ではどのメモリが効果を実感できるのかということで高速USBメモリ

Kingmax USB直付型フラッシュメモリー 16GB(U-Drive KD-01 16GB)と

USB接続SSD(SSD-PE64U3-BK)を比較してみた。


 高速USBメモリ  USB接続SSD  SATAハードディスク

まずCrystalDiskMarkの結果を見るとReadyBoostの効果がある4kバイトアクセスReadはUSBも

SSDも大差はない。

ハードディスクSATAは4kバイトのアクセスが低いこれが遅くなる原因である。

512kバイトアクセスではSSDが一番早い、それ以上のランダムアクセスではハードディスクに軍配が

上がるが。

SSDはUSB2.0接続の速度限界30MBと早い。SSDはハードディスクの4kバイトのリードより速いこと

さらに512kバイトのリードも速いのでハードディスクのシークタイムがナイブン、SSDでReadyBoost

設定すれば効果はあると思う。

但し、SSD単体でシステムを組んだような速さは期待しないでほしい。ReadyBoost設定はハードディスクの

弱い部分を補うもので極端に速くするものではない。あくまでも本人の満足感である。

USBメモリReadyBoostよりは体感は感じられるし、手軽に設定できることは請け合いである。

ReadyBoost対応メモリの64GBが約5,000円なのでSSDとの価格差はやや高めである。


Windows7のReadyBoost キャッシュは、FAT32 ファイル システムでは 4 GB まで、NTFS ファイル

システムでは 32 GBまで設定することができる。

また、最近のUSB3.0メモリーKingston DataTraveler Workspace DataTraveler Workspace

Windows To Go対応 32GB USBメモリー
なら SSD コントローラテクノロジーが組み込まれているので

期待できるかも。

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最終更新日 2011/08/07